断食の効果と宿便

断食の効果と宿便

宿便というのは、よく腸壁にこびりついているものと思われていますが、実はこびりついている訳ではないのです。便は、ところてんを押し出すように新しい便が古い便を押し出して排出されるものではありません。

腸の中では、排出しきれなかった古い便が残留しているところに、新しい便が混ざっている状態になっています。たくさん便をすれば、それらがしっかりと排出出来るのですが、ある程度残っているのは普通の状態です。でも、便秘になってしまったり、便通が良くないと、便はどんどん溜まってしまうので腸管が拡張していきます。

すると、拡張された腸管内に便が溜まったままになってしまい、これが宿便となって残るのです。腸管が伸びてしまうと、蠕動運動が低下して、さらに便がスムーズに排出されないという悪循環が起こります。よく、便秘には食物繊維が効果があるといいますが、蠕動運動が出来ないのに食物繊維を摂れば、それがお腹に溜まったままになってしまいさらに便秘を悪化させます。

これを解消するのに一番効果的なのは、断食です。断食というのは、固形物を一切摂らないので、体は一時的ではありますが飢餓による危機感を持つため、体内の器官の働きが活性化されます。消化器官の働きも活性化されるのですが、新しく消化するものが体内に入ってこなければ、今、体にあるものを排出しようとします。

これにより、腸は腸管に残っている宿便やその他の老廃物、毒素までも排出することに専念出来ます。だから、断食は宿便の排出に効果があると言われるのです。