弛緩性便秘の原因

弛緩性便秘の原因

弛緩性便秘の原因として、筋力不足が挙げられます。腹筋の量が少ないと、弛緩性便秘になりがちです。このため、高齢者に多くみられる症状です。出産を経験した女性も、弛緩性便秘を発症することがあります。最近では、筋力の少ない女性でも、弛緩性便秘を発症する人が増えています。 

人は排便するとき、腹筋の動きで腸を圧迫し、便を押し出しています。腹筋がきちんと働いているからこそ、便がスムーズに押しだされているのです。しかし腹筋力が低下すると、押しだす力が弱くなります。弛緩性便秘は、排便をしても、便が残っている感じがします。また、いつもお腹が張っているように感じます。これは、腹筋力が低下したことにより、便をきちんと押しだせないことによる証拠です。 

腹筋力が低下すると、大腸が下がります。本来ある位置よりも下に落ちてしまうのです。このように、大腸が垂れ下がる状態を大腸下垂と言います。これが腸のはたらきを弱めてしまいます。つまり、弛緩性便秘を奉仕することにより、大腸が下がり、便秘症状がさらに悪化してしまうのです。 

腸内環境の悪化も、弛緩性便秘の特徴です。人は口から食べ物を食べ、胃、腸ととおっていき、最後に便として排出されます。それぞれの臓器が、その場所で役割を果たしながら、徐々に進んでいくのです。体の中で食べ物を送り出すこおとを蠕動運動(ぜんどううんどう)と言います。蠕動運動の動きのもとになっているのが、善玉菌です。善玉菌が低下し、腸内環境が悪化しても弛緩性便秘は引き起こされます。